唐紙師トトアキヒコ
Karakami-shi・Karakami artisan・Blue art Japanese culture and innovation is beautifully captured by Kirakaracho, the only Karakami atelier since 1624.

トトアキヒコInstagram
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唐紙師。平安時代から伝わる唐紙文化の伝統を継承しつつ、現代の世にアートとして唐紙の新しい道を切り拓いた。詩情が宿る深淵なる青い唐紙作品は「トトブルー」と愛され、青の芸術、青の作家とも呼ばれる。
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唐紙師トトアキヒコのブログ(2008年5月〜2013年6月)

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雲母唐長/唐紙師トトアキヒコが奏でる光と音「雲母唐長美術館」への軌跡
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2020.10.18 Sunday
唐紙が宇宙へ…NASAと名前が並んだ日
唐紙が宇宙へ…NASA.JPG

2020年京都国際映画祭ARTプログラム/よしもとアーキグラム 『宇宙で茶会を開いたら』〜雲母唐長と、宇宙の「芸術利用」-協力JAXA- に参画しました。
いろいろなことをこれまで、目標を立て行動してきましたが、今回の件はちょっと想定外のことであり、楽しんでいます。唐紙が宇宙へと広がりました。そして、©雲母唐長/NASAの表記は、世間にもインパクトがあったようで、多くの反響の声が寄せられました。遂に、NASAと並んだのです。
唐紙を通じて世界を平和にするという志と言霊は、ぼくが2009年の展覧会で初めて発した言葉です。唐紙の美を世界へと伝えるために、言い続けてきましたが、今回、宇宙にまで広がった形を具体的に世に示したことで、その驚きのインパクトとともに、ユーモラスさとシュールな感じに、友人知人たちからは、笑われています。アートの本質は自由とはいえ、だいぶ遊びました。振り幅を広げることも伝統文化だとぼくは思うのですが、文様や今回の写真の唐紙アート作品「星に願いを」トトブルーの世界観に宇宙飛行士さんが浮かぶ姿、その振り幅の大きさに、笑いを呼んだようです。唐紙と文様=Univesal という概念はトトさんから教えられたので、文様が日本と世界を超えて宇宙に広がるというのは、ある意味最終ゴールというよりは、原点回帰なのかもしれないですね、との言葉も頂きました。また、ある人からは、トトさんのインタビュー読んだけど、安心してして読めるよね。あなたは5年前も10年前も、ずっと変わらずに同じことをぶれずに言い続けてきて、その積み上げに、だんだん時代の方が変わってきましたよね、と。何か大きな物事を成す人には99の力で抵抗や邪魔が入り、その人を苦しめるんだよ、だけど、成功する人は100の力で突破する、その差は1。だけど、大概の人は99の抵抗でめげたり、心が折れたりするんだよね、99の抵抗というのは、本人にとっては凄まじいことだと思うしね、トトさんは、誰もやってこなかった形で、唐紙を通じて世界平和という想念を誰よりも信じやり続け、99を突破したから今のポジションがあり、唐紙をアートにした人としてオファーが絶えないんだよね…と、言われました。祈りや神さまや、先祖の魂の向き合い方や唐紙の本質の話は、昔からずっと言い続けてきたことだけど、祈りの力、目に見えぬモノへの畏怖や敬意を知り、向き合うというのは、今の世の中には、必要なことだと思います。短いインタビューだけど、ぼくが大切にしていることが散りばめられているので、ぜひ、読んでみて下さい。


■「文様」にはすべて、意味や物語があるから、見えざる力が宿ってるんです。数百年、数千年続いてきた人の祈りがあるんです。

>>唐紙の文様は、自然をモチーフにして、本当に様々な展開がありますね。

文様を紐解くと、実は、そこには神様が潜んでいるんですよ。例えば、水は浄化をあらわし、その場を空気を綺麗にするとか浄めるとか、そういう意味があったりします。
龍とか亀とかは、お守りなわけですよね。守護的な意味があったり。
例えば、みんな、大好きなさくらにしても、「さくら」は神様の名前ですから。「サ」は、山の神のことです。さくらの「クラ」は鎮座するということです。坐る、サの神が鎮座する、ということです。春になると、山からサの神様が降りてきてくれはって、さくらの木に宿って、お花を咲かす。それによって、今年も神が山から降りてきてくれはったということで、五穀豊穣の願いを奉げる…それが、さくらの名前になってたりするんですね。

旧暦の五月、皐月の「さ」もサの神様です。
田植えする女性の方々は「早乙女(さおとめ)」って呼ばれてたり、「五月雨(さみだれ)」は稲を育てるのに必要な雨を言います。そこに、「サ」がついているのは、サの神様との関わりを表しているのではと思うのです。
文様は、単なるデザインや柄、装飾ではなく、それぞれに意味があり、物語があるのが、「文様」なんです。「notデザイン」なんですよ。

意味や物語があって、それが宿っているのが文様であり、数百年・数千年単位で人間が伝えてきたものなんですね。
僕にとっては、それらの力を写し取るのが唐紙だ、といつも言っているんです、単なる色が綺麗とか柄がどうとか装飾がどうとか、そういうものではありません。八百万の神々の見えない力みたいなものが宿っていて、それが木に彫られて、板木と呼んで江戸時代から先祖代々継承しているんですけど、その神の力が彫られた木に宿る訳ですよね。戦争も火事も地震も色々な天災も人災も乗り越えて、今、現在僕たちの手元に残っているものは600枚以上。そこには、長い歴史の中、先祖が命がけで守った力がさらにプラスオンされているわけですよ。その見えざる力は、一枚の板木に宿っていると思うんです。

自分を十代遡ると、お父さんお母さんだけで千人を超えるんですよ、誰でも。ということは、千の魂がある訳じゃないですか。でも、お父さん、お母さんだけじゃないですよね。兄弟姉妹もいるだろうから、数千の魂が十代遡る時間の中にあるわけですよ。僕らは、十一代、400年ぐらい続いていますが、家族だけじゃなく、それぞれの代に関わる職人さんたちの魂も数えると、もっと大きな数になっているわけです。さらに、唐紙を愛してくれた人たちが400年間いたわけです、これはとても大事なことです。この人たちにも家族がいますので、それらを考えると、数十万、数百万の魂の恩恵を受けて、1枚の板木が、今、存在していると思えたんですね、ある時に、僕は気づいたんです。その見えざる力を写し取れてこそ、初めて、美しい唐紙は、生まれる。そこに、その祈りや神様が宿っているということがあるから、僕はそれを写し取ることによって、人々が唐紙を通じて穏やかであったり、しあわせを感じていただいたり、ひいては、世界が平和であったりするといいよなぁと思い、唐紙と向き合うようになったんです。

>>その数百年・数千年の祈りに込められた文様によって、お部屋や、その空間がまもられているということですよね。

そうそう。そういうことですよね。凄く特別な感覚があるのです。襖1枚でも、いわば、数百年前に確かに江戸時代の空気を吸ってたものから、現代の暮らしに誕生するわけじゃないですか。僕たちが伝える板木には、江戸時代からの空気を数%纏ったものが、今の暮らしに時を超えて現れるわけです、凄いことですよね。
数百年、人々を守ってきた力が今、わたしたちの生活を守ってくれるんやないかなぁと思って…。だから、僕は、唐紙って見えざる力が宿ってるんです、と、ずっと言い続けているんです。

以前は「唐紙を通して世界を平和に」と言えば、「なにを、たいそうな」って言われたんですよ。「なにをおおげさなこと、言ってるねん、あんたは」ってね。
でも、今年ちょうどコロナ禍の真っ最中に納めた作品は22m、襖でいうと24枚分ぐらいの作品で、それで1枚の絵になっているんです。そのスケール感は、唐紙史上初のことであり、世界最大の唐紙アート作品となりました。そういう作品を納めたのです。
「世界平和のために作品をつくってください」と、言われてね。時代は変わりました。
その作品の中には、未来の地球があるんです。未来の地球をみんなで描こうということで、2万人ぐらいの人に協力してもらったんです。僕には「しふく刷り」という点描とたらし込みを融合させた独自の染め技法があり、みんなで世界平和を祈りながら「しふく刷り」を行い染めるという試みに挑んだ訳です。絵具を指につけて、青い点を和紙に置いていくわけですけど、結局、22,690人の方々が志を共にしてくれました。それだけの人々と共に手がけたアート作品は、珍しいですよね。

>>指で紙に青を置いていく。署名みたいなかんじですね。平和に捺印する、みたいなかんじですね。

海のようにも、天の川にも見えるし、宇宙にも見えるし、龍にも見える。作品の前に立つと、大きな龍が畝っているように見える。ふっと見ると、作品の一番左の端のところに、龍の頭と手みたいなものが出てきたんですよ、偶然なんですけどね。みなさん、驚かれますが、作品全体に龍神さんみたいなものが顕れているんです。見えない力を信じて向き合うからこそ、見えざるものがあるとき突如として顕れてくる、唐紙にはそういう不思議があるんです。

出典:京都国際映画祭ARTプログラム よしもとアーキグラム 『宇宙で茶会を開いたら』〜雲母唐長と、宇宙の「芸術利用」-協力JAXA- (トトアキヒコインタビュー掲載記事より)










2020.10.18
唐紙師トトアキヒコ
Karakami artisan Toto Akihiko(Karakami-Shi)
| 唐紙師トトアキヒコ | 思い | 12:40 | - | - |
2020.09.06 Sunday
俵屋宗達に並んだ日
宗達に並ぶ唐紙

先日、養源院へ参拝した。
10年前に披露した初期作品の「星に願いを」は、日本随一の絵師である俵屋宗達の重要文化財「唐獅子図」(非公開)と並び、奉納されている唐紙師トトアキヒコのエポックメイキングとなった唐紙アート作品がある。
「唐紙には世界を平和にする力があります」と、言ったぼくに、ご住職が「そしたら、なんや、あんたを応援したら世界は平和になるのか?」と問われ、「そういうことになります」と答えたあの日のことを今も鮮明に覚えている。後日、お寺にて、「ここにあんたの作品と名前を掲げよ」と告げられて、作品「星に願いを」は生まれた。その後の事は、小説1冊書けるくらいにいろいろな物語があり、困難も葛藤も全て乗り越えてあの稀代の宗達と並ぶ作品は誕生したのだ…養源院へ参拝し、手を合わせる度に、忘れ得ぬ記憶が思い出され身が引き締まると共に、あの日、あの時、見出して下さったご住職に感謝する…あれから、ぼくはずっと約束した通り、世界平和を願い祈り続け、この神亀を用いた青い世界観の作品は、ライフワークとして生涯作り続けている。

毎日、毎日、毎日、毎日、唐紙と向き合うこと。
ぼくは、生涯かけてこの唐紙師の物語を作っている。










2020.9.6
唐紙師トトアキヒコ
Karakami artisan Toto Akihiko(Karakami-Shi)
| 唐紙師トトアキヒコ | 思い | 16:02 | - | - |
2020.08.02 Sunday
22690人と共に手がけた唐紙史上最大22M24面の唐紙アート作品「Universal Symphony」
2020.8.1作品:Universal Symphony.JPG

作品:Universal Symphony
世界平和への祈りをテーマにした三千世界に奏でる世界平和の為の交響曲。
作品全体に描いた光の道は、月を銀色、太陽を金色で表し、史上最大の唐紙作品となる22メートルに及ぶその光の連続から生まれたうねりには、大きな龍が姿を顕す。2つの光は、月と太陽、陰と陽、過去と現在、東洋と西洋の世界を表します。人々の願いを連れてやがて天空の龍になり世界の平和を守るという祈りをこめて龍亀をうつしとった2頭から放たれた光は、やがて、理想郷へと羽ばたく。中心の青い珠は、22690人と世界平和を祈り、共にしふく刷りにより手がけた尊く美しい祈りの結晶。
永遠(とこしえ)の青となり、世界と未来に光を与えることを祈る作品。



点描とたらし込みを融合させたトトアキヒコ独自技法しふく刷りから生まれたこのブルーは、数万、数十万回の染めを重ねて生まれた深淵なる青い世界ですが、全ては令和元年の初日、たった1つの点からはじまりました。
たった1つの点から、22メートルの宇宙は生まれたのです。

意図せぬことを、意図する。
たらし込みは、絵の具のにじみによる表情を生かすものですが、ぼくの唐紙は先祖の魂と八百万の神さまと共に手がけるという考えがあり、とりわけ、水の力が強く、すなわち龍神がついていると信じています。だから、ぼくのたらしこ込みには意図せぬ偶発生の表情が顕れます。それらは完全にコントロールしきれないところが良いのですが、時に何かが顕れることもあります。今回は作中に幾つかの龍が生まれました。
渦巻くエネルギーをスパークさせた宇宙のような唐紙は、海でもあり、空でもあり、この世と新世界を行き来するような唐紙が生まれました。制作中は、普段は無音で臨むか、ピアノかバイオリン、チェロを聴くのが決まりごとでしたが、今回はなぜかビバルディ、バッハ、ブラームスの交響曲を聴き続け、延々とリピートしていました。完成するまでアトリエには交響曲が大音量で奏でられました。
それぞれを1枚ずつ染めてゆく中で、24枚のバラバラの青の個性を、6つのパートに分けて、色の流れをつくり、最終的には、その6つを1つの壮大な青い世界へと調和させてゆくという試みは、それぞれの楽器を、組み合わせて1つの楽曲を奏でるオーケストラの指揮者のような感覚を覚えました。
このことから、今回の唐紙を「Universal Symphony」と名付けたのです。

作品完成披露後、依頼主から
「見たことのない青、後世に遺したい美しいこの作品は、唐紙をこえて世界の名画になる」
と、評されたことを、誇りに思います。


三千世界の交響曲。
みなさんと共に世界平和を祈ったこの作品が、永遠(とこしえ)の青となり、世界と未来に光を与えることを心から祈ります。
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2020.8.1
唐紙師トトアキヒコ
Karakami artisan Toto Akihiko(Karakami-Shi)
| 唐紙師トトアキヒコ | 思い | 14:15 | - | - |
2020.06.08 Monday
希望の花を咲かせたクレマチス
庭に咲いたクレマチス.JPG

世の中は大きな変革の時期を迎えようとしていますが、この騒動で、これまで以上に芸術の力が見直される時代が来たのではないか、そのように日々考えています。
家に閉じこもっているときに、人々は様々な形のアートの力によって、自分たちが癒されていることを感じたことでしょう。
そしてまだまだ人々は癒しを求めています。
アートと祈りを融合したトトさんの作品には、そうした人々に希望を与える力があり、そしてまたその声に応える務めがあるのだと思います。
選ばれた者だけが持つ運命、Universal Symphonyという作品を見て、私はそのように感じました。
どうかこれからも力強い作品を生み出し続けてください。(Tさん)



人生を彩る文様を上梓してから、いろんな声が日々届けられます。
このコロナ禍の中で、物理的な距離と関係なく繋がれる人がいることをしあわせに思います。講演会やサイン会など自粛や延期となってしまったので、公に会える機会がぐんと減ってしまいましたが、こういう環境下でも、何かできることはないだろうかと考え、雲母唐長のオンラインショップで講談社の新刊「人生を彩る文様」(サイン入り)を発売することにしました。

Be happy,Make happy

しあわせであることと、しあわせをつくること。
自分がしあわせであることと、他者の喜びをつくることは密接に絡み合った縄のようなものですが、今回のウイルス問題で一番厄介なのは、ソーシャルディスタンスとやら以上に、人との距離や心を分断させたということだと思います。
リモートだ、オンラインだという技術的なことではなく、人と人の結びつきに大きな変化がもたらされた中で、どうやって本当の意味で共生してゆくのか。
これから、その本質が問われてゆくでしょう。
全国から唐紙や作品をオーダーするためにアトリエに来てくださる方々とこれからは、どのようにして向き合うか、どうすれば、唐紙でこの世界に光をもたらせるのか考える日々です。
ここ数日、唐紙を愛する人のために、とにかくひたすら染め続け、かれこれ3万8000回ほど刷毛を振りました…1000本ノックに例えるなら、一人で38回も1000本ノックをしていることになります。晴れた日の仕事終わりには、心身ともにクールダウンしながら庭の水遣りを行い、草むしりをすることが日課となり、日々の庭の移り変わりに心躍る毎日です。
昨年、枯れたと思っていたクレマチスがたくさんの花をつけていて、ハッとしました。フェンスに絡んでいたものがなくなったと思いきや、付近の木々に絡んで、蔓草は生き続けたのです。

クレマチスは、希望の花を咲かせた。










2020.6.7
唐紙師トトアキヒコ
Karakami artisan Toto Akihiko(Karakami-Shi)
| 唐紙師トトアキヒコ | 思い | 02:24 | - | - |
2020.05.13 Wednesday
しあわせとは何かを自分が決めるしあわせ
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おかげさまでぼくは、日々唐紙と向き合い、アトリエの庭を散策する日々です。
新芽が初々しく、新緑はキラキラだし、今年も竹が7本も!はえてきて喜んでいます。その内、2本は既にぼくの背丈をはるかに越えて空に向かっています。
自宅待機やテレワークの方々から、仕事の連絡や様子伺いの電話がきて、お話をすることもありますが、どうですか?と問われても、もともと、アトリエに巣籠もりのぼくは、ウイルス問題の前も後も巣籠もりです、と話すと一様に笑われます。庭の竹は、昨年は1本だったけど、今年は7本もはえてきたので、ぼくの運気は7倍に上昇しているはずだと喜んでいると、トトさんは、なんともお気楽で前向きだ、と、またまた笑われます…
もちろん、ぼくにも不安はありますし、心が塞がり、イライラしたりもします。しかし、そこに心を捉えられてマイナスのスパイラルに陥らないように毎日真剣に心を整える日々を過ごします。
なぜなら、静かな暮らしは、大切な唐紙に直結するからです。
唐紙には手仕事のゆらぎと共に精神のゆらぎがあらわれます。
つまり、イライラした唐紙、ざわついた唐紙では人の心は穏やかにならないと、ぼくは思っているからです。


静かな生活を生きる
Live a quiet life


唐紙師として、ぼくが大切にしていることです。
美しい唐紙が生まれるには、静かな心で祈りを捧げ、向き合うことが必要だからです。
近頃は、ツツジや山吹がきれいに花を咲かせた後にコデマリやヤマボウシが咲きました。
今は、芍薬の蕾が日に日にふくらんでいるのを見るのが、ぼくの毎日のしあわせの一つです。

しあわせとは何か。
しあわせとは何かを自分で決めるしあわせがあってもいいですよね。










2020.5.12
唐紙師トトアキヒコ
Karakami artisan Toto Akihiko(Karakami-Shi)
| 唐紙師トトアキヒコ | 思い | 00:55 | - | - |
2020.04.06 Monday
人生を彩る文様 京都「雲母唐長」の唐紙とインテリア(講談社)
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半年ぶりに書きます。

が、この半年怒涛の日々を過ごす中でも書くことからも写真を撮ることからも離れていたわけではなく、本の執筆中でした。もう一つの理由は、唐紙史上世界最大となるアート作品と向き合っていました。24面の唐紙が繋がり1枚の絵となるのですが、トトブルーと呼ばれるしふく刷りから生まれた全長22メートルをこえる青い世界は壮大なスケールとなりました。通常非公開の場ですが、今回特別に本で紹介させていただきました。
「唐紙をこえた唐紙」と評されたこの作品に関しては、後日、書き記します。



人生を彩る文様 京都「雲母唐長」の唐紙とインテリア(講談社)

2020年4月15日、雲母唐長のブランドストーリーブックを千田愛子と共著で講談社より刊行されます。
唐紙の歴史と今、未来を伝える1冊となり、唐紙の施工例やアート作品、コラボレーション、平成-令和の百文様プロジェクトなど、雲母唐長の美意識と世界観を美しい写真とともに伝えています。また、「日本の文様ものがたり」(講談社)の続編となるトトアキヒコのエッセイと写真による「文様ものがたり」も21編新たに書き下ろしました。ちなみに、今日の写真は、最後の最後で校了間際に撮影し、ギリギリで差し替えた最後の1枚です。言葉にも写真にもこだわりぬいた1冊です。

他者を超えるには、全ての力を発揮しなくても超えられることもある。
しかし、自分が成し得たことに対しては、そうはいかない。
自分で自分を超えてゆく。
また、超え続けるには、100%ではなく、常に自身の100%以上の力を発揮しないと超えられない。

以前、ブログにぼくが書いた言葉です。唐紙においては、ずっと、毎回心がけてきたことです。ただただ、自分自身に挑みつづけてきたのですが、本を書くために言葉を綴るというのは思いの外、苦しみました。前回刊行されたエッセイを自分でなぞりながらも、自分で自分を越えてゆくというのは、とても険しく、困難な道のりでしたが、数ヶ月間、ひたすら自身の心と向き合い、内なる声に耳を澄まし手繰り寄せて生まれた言霊を書き記した結果、ぼくにしか書けないフィロソフィに満ちた渾身の21編となりました。全編英訳したのは、世界に思想と唐紙を伝える下準備であり、次の舞台は、世界です。



ぼくは、唐紙の力を信じています。
これまで、人生を賭けてぼくはずっと、唐紙を通じて人々の心がおだやかであることと、世界平和を祈り続けてきました。この時代に、22690人と共に世界平和を祈った22メートルの作品が生まれ、世界への伝承がはじまったことと、雲母唐長の志と思想をこめた新刊が刊行されて、世に発信されることに、与えられた意味を感じます。
美しい唐紙と文様は、人々を救う力となるはずです。

「人それぞれに信仰や信じるものがあるように、きっと、その人が人生において必要とする相性が合う文様が存在するのだと思います。自分と相性が良い文様を見つけることは、人生を前向きにする徴(しるし)となり、よりよく生きるきっかけになるかもしれません」(人生を彩る文様/トトアキヒコ)










2020.4.5
唐紙師トトアキヒコ
Karakami artisan Toto Akihiko(Karakami-Shi)
| 唐紙師トトアキヒコ | 思い | 01:57 | - | - |
2019.09.25 Wednesday
自分で自分を超えてゆく
自分を超える.JPG

他者を超えるには、全ての力を発揮しなくても超えられることもある。
しかし、自分が成し得たことに対しては、そうはいかない。


自分で自分を超えてゆく
また、超え続けるには、100%ではなく、常に自身の100%以上の力を発揮しないと超えられない。


自分に嘘はつけない。
自分と向き合うということは、そういうことだ。











2019.9.24
唐紙師トトアキヒコ
KARAKAMI artisan TOTO AKIHIKO(KARAKAMI-SHI)
| 唐紙師トトアキヒコ | 思い | 02:38 | - | - |
2019.09.06 Friday
唐紙の未知なる道
願い.JPG


ぼくは、叙事的かつ普遍性のある文様に詩情を与え唐紙とした。
そして、自分の思いとは別の何かが宿ることをいつも願っている。





唐紙を通じて、世界平和を祈るとともに、カミなき世にカミを呼び覚ましたい。
それは、昨日よりも去年よりも10年前よりも日に日に強くなる。
唐紙に初めてアートの道を切り拓いたこと、唐紙を通じて世界平和を祈り続けてきたこと。
誰も挑まぬ未知なる道を歩んできたが、振り返ればたくさんの唐紙という道ができている。
数千なのか数万枚なのか…その思想の証として、今、この世界に無数の祈りの唐紙が存在している。

伝統とは常に今

過去を継承することが継承ではない。
今、ぼくたちが未来に向けて前進すること以上に過去を讃える手段はあるのだろうか。
本当の継承とは、種子が宿るのだ。
未来へと繋げてこそ、伝統の継承といえる。





9月は、日本橋三越本店に招かれ、ホテルニューオータニで開催される三越秋の逸品会にて唐紙師トトアキヒコのアート作品が9点披露されます。
世界初の唐紙となるダイヤモンドと唐紙を組み合わせたアート作品、唐紙とガラスを組み合わせた屏風や額装、パネルなど、今、ぼくが持ちうる渾身の唐紙作品群を披露します。














2019.9.5
唐紙師トトアキヒコ
KARAKAMI artisan TOTO AKIHIKO(KARAKAMI-SHI)
| 唐紙師トトアキヒコ | 思い | 01:22 | - | - |
2019.06.29 Saturday
唐紙アート作品:はじまりの青
5.はじまりの青.jpg


ほんとのことだから信じるのか
信じるからほんとのことになるのか

ひとは思ふようにある
はじまりは、信じる心の強さを信じることからはじまる。

蕨は、大いなる力が宿る誕生、唐草は、際限なく伸びゆく成長を表す。
何かが生まれること、はじまること、
そして、繁栄することへの祈りをこめた。



作品:はじまりの青/唐紙師トトアキヒコ








トトブルーと呼ばれる唐紙アート作品には、
世界平和を祈るとともにカミなき世にカミを呼び覚ましたいという思いが宿ります。
本来、日本人はモノの中にカミさまを見た。
また、モノを通してカミさまを見てきた視力がありました。
だから、ぼくは唐紙というモノにタマ(魂)が宿ることを願い、信じて今日も生きています。









2019.6.29
唐紙師トトアキヒコ
KARAKAMI artisan TOTO AKIHIKO(KARAKAMI-SHI)
| 唐紙師トトアキヒコ | 思い | 12:08 | - | - |
2019.06.29 Saturday
唐紙アート作品:影向
4.影向.jpg

願いよりも強く
もっと強い祈りを…
やがて来る神の降臨を待つために。


作品:影向/唐紙師トトアキヒコ








トトブルーと呼ばれる唐紙アート作品には、
世界平和を祈るとともにカミなき世にカミを呼び覚ましたいという思いが宿ります。
本来、日本人はモノの中にカミさまを見た。
また、モノを通してカミさまを見てきた視力がありました。
だから、ぼくは唐紙というモノにタマ(魂)が宿ることを願い、信じて今日も生きています。









2019.6.29
唐紙師トトアキヒコ
KARAKAMI artisan TOTO AKIHIKO(KARAKAMI-SHI)
| 唐紙師トトアキヒコ | 思い | 12:03 | - | - |