唐紙師トトアキヒコ
Karakami-shi・Karakami artisan・Blue art Japanese culture and innovation is beautifully captured by Kirakaracho, the only Karakami atelier since 1624.

トトアキヒコInstagram
totoakihiko_kirakaracho


唐紙師。平安時代から伝わる唐紙文化の伝統を継承しつつ、現代の世にアートとして唐紙の新しい道を切り拓いた。詩情が宿る深淵なる青い唐紙作品は「トトブルー」と愛され、青の芸術、青の作家とも呼ばれる。
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唐紙師トトアキヒコのブログ(2008年5月〜2013年6月)

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雲母唐長/唐紙師トトアキヒコが奏でる光と音「雲母唐長美術館」への軌跡
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2020.04.06 Monday
人生を彩る文様 京都「雲母唐長」の唐紙とインテリア(講談社)
人生を彩る文様.jpg

半年ぶりに書きます。

が、この半年怒涛の日々を過ごす中でも書くことからも写真を撮ることからも離れていたわけではなく、本の執筆中でした。もう一つの理由は、唐紙史上世界最大となるアート作品と向き合っていました。24面の唐紙が繋がり1枚の絵となるのですが、トトブルーと呼ばれるしふく刷りから生まれた全長22メートルをこえる青い世界は壮大なスケールとなりました。通常非公開の場ですが、今回特別に本で紹介させていただきました。
「唐紙をこえた唐紙」と評されたこの作品に関しては、後日、書き記します。



人生を彩る文様 京都「雲母唐長」の唐紙とインテリア(講談社)

2020年4月15日、雲母唐長のブランドストーリーブックを千田愛子と共著で講談社より刊行されます。
唐紙の歴史と今、未来を伝える1冊となり、唐紙の施工例やアート作品、コラボレーション、平成-令和の百文様プロジェクトなど、雲母唐長の美意識と世界観を美しい写真とともに伝えています。また、「日本の文様ものがたり」(講談社)の続編となるトトアキヒコのエッセイと写真による「文様ものがたり」も21編新たに書き下ろしました。ちなみに、今日の写真は、最後の最後で校了間際に撮影し、ギリギリで差し替えた最後の1枚です。言葉にも写真にもこだわりぬいた1冊です。

他者を超えるには、全ての力を発揮しなくても超えられることもある。
しかし、自分が成し得たことに対しては、そうはいかない。
自分で自分を超えてゆく。
また、超え続けるには、100%ではなく、常に自身の100%以上の力を発揮しないと超えられない。

以前、ブログにぼくが書いた言葉です。唐紙においては、ずっと、毎回心がけてきたことです。ただただ、自分自身に挑みつづけてきたのですが、本を書くために言葉を綴るというのは思いの外、苦しみました。前回刊行されたエッセイを自分でなぞりながらも、自分で自分を越えてゆくというのは、とても険しく、困難な道のりでしたが、数ヶ月間、ひたすら自身の心と向き合い、内なる声に耳を澄まし手繰り寄せて生まれた言霊を書き記した結果、ぼくにしか書けないフィロソフィに満ちた渾身の21編となりました。全編英訳したのは、世界に思想と唐紙を伝える下準備であり、次の舞台は、世界です。



ぼくは、唐紙の力を信じています。
これまで、人生を賭けてぼくはずっと、唐紙を通じて人々の心がおだやかであることと、世界平和を祈り続けてきました。この時代に、22690人と共に世界平和を祈った22メートルの作品が生まれ、世界への伝承がはじまったことと、雲母唐長の志と思想をこめた新刊が刊行されて、世に発信されることに、与えられた意味を感じます。
美しい唐紙と文様は、人々を救う力となるはずです。

「人それぞれに信仰や信じるものがあるように、きっと、その人が人生において必要とする相性が合う文様が存在するのだと思います。自分と相性が良い文様を見つけることは、人生を前向きにする徴(しるし)となり、よりよく生きるきっかけになるかもしれません」(人生を彩る文様/トトアキヒコ)










2020.4.5
唐紙師トトアキヒコ
Karakami artisan Toto Akihiko(Karakami-Shi)
| 唐紙師トトアキヒコ | 思い | 01:57 | - | - |