唐紙師トトアキヒコ
Karakami-shi・Karakami artisan・Blue art Japanese culture and innovation is beautifully captured by Kirakaracho, the only Karakami atelier since 1624.

トトアキヒコInstagram
totoakihiko_kirakaracho


唐紙師。平安時代から伝わる唐紙文化の伝統を継承しつつ、現代の世にアートとして唐紙の新しい道を切り拓いた。詩情が宿る深淵なる青い唐紙作品は「トトブルー」と愛され、青の芸術、青の作家とも呼ばれる。
雲母唐長オフィシャルサイト




唐紙師トトアキヒコのブログ(2008年5月〜2013年6月)

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雲母唐長/唐紙師トトアキヒコが奏でる光と音「雲母唐長美術館」への軌跡
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2020.08.02 Sunday
22690人と共に手がけた唐紙史上最大22M24面の唐紙アート作品「Universal Symphony」
2020.8.1作品:Universal Symphony.JPG

作品:Universal Symphony
世界平和への祈りをテーマにした三千世界に奏でる世界平和の為の交響曲。
作品全体に描いた光の道は、月を銀色、太陽を金色で表し、史上最大の唐紙作品となる22メートルに及ぶその光の連続から生まれたうねりには、大きな龍が姿を顕す。2つの光は、月と太陽、陰と陽、過去と現在、東洋と西洋の世界を表します。人々の願いを連れてやがて天空の龍になり世界の平和を守るという祈りをこめて龍亀をうつしとった2頭から放たれた光は、やがて、理想郷へと羽ばたく。中心の青い珠は、22690人と世界平和を祈り、共にしふく刷りにより手がけた尊く美しい祈りの結晶。
永遠(とこしえ)の青となり、世界と未来に光を与えることを祈る作品。



点描とたらし込みを融合させたトトアキヒコ独自技法しふく刷りから生まれたこのブルーは、数万、数十万回の染めを重ねて生まれた深淵なる青い世界ですが、全ては令和元年の初日、たった1つの点からはじまりました。
たった1つの点から、22メートルの宇宙は生まれたのです。

意図せぬことを、意図する。
たらし込みは、絵の具のにじみによる表情を生かすものですが、ぼくの唐紙は先祖の魂と八百万の神さまと共に手がけるという考えがあり、とりわけ、水の力が強く、すなわち龍神がついていると信じています。だから、ぼくのたらしこ込みには意図せぬ偶発生の表情が顕れます。それらは完全にコントロールしきれないところが良いのですが、時に何かが顕れることもあります。今回は作中に幾つかの龍が生まれました。
渦巻くエネルギーをスパークさせた宇宙のような唐紙は、海でもあり、空でもあり、この世と新世界を行き来するような唐紙が生まれました。制作中は、普段は無音で臨むか、ピアノかバイオリン、チェロを聴くのが決まりごとでしたが、今回はなぜかビバルディ、バッハ、ブラームスの交響曲を聴き続け、延々とリピートしていました。完成するまでアトリエには交響曲が大音量で奏でられました。
それぞれを1枚ずつ染めてゆく中で、24枚のバラバラの青の個性を、6つのパートに分けて、色の流れをつくり、最終的には、その6つを1つの壮大な青い世界へと調和させてゆくという試みは、それぞれの楽器を、組み合わせて1つの楽曲を奏でるオーケストラの指揮者のような感覚を覚えました。
このことから、今回の唐紙を「Universal Symphony」と名付けたのです。

作品完成披露後、依頼主から
「見たことのない青、後世に遺したい美しいこの作品は、唐紙をこえて世界の名画になる」
と、評されたことを、誇りに思います。


三千世界の交響曲。
みなさんと共に世界平和を祈ったこの作品が、永遠(とこしえ)の青となり、世界と未来に光を与えることを心から祈ります。
2020.8.1サブ写真.JPG










2020.8.1
唐紙師トトアキヒコ
Karakami artisan Toto Akihiko(Karakami-Shi)
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